【熊本・阿蘇】「鍋ヶ滝」まるでレースのカーテン!自然の作り出した不思議な美しさ。表と裏から覗いてみました

こんにちは、つたちこです。
熊本県 阿蘇郡小国町にある「鍋ケ滝」に行ってきました!

熊本・阿蘇の有名な景勝地 鍋ケ滝

鍋ケ滝の落差は約10mとそれほど高さはありませんが、幅が約20mあり、横幅があるのが特徴。
まるでカーテンのように落ちる水がとても美しい滝です。
以前CMで使われ、一躍有名になった場所なのだそう。

約9万年前の阿蘇の噴火でできたもので、最大の売りは滝の裏側をくぐれること!
「裏見の滝」とも呼ばれるそうです。

滝の上部に硬い岩盤があり、その下の地層がやわらかいことから、浸食を繰り返して現在のような不思議な形になったんだそうですよ。

 

鍋ケ滝は「鍋ケ滝公園」の中にあり、滝を観に行くには入園料が必要です。
大人(高校生以上)300円、小中学生150円、小学生未満は無料です。
※料金は2018年4月に改訂されました。

入り口で入園料を払います。※訪問時より値上がりしました。

開園時間は9時から17時まで。
年末年始は休園しています。

駐車場は48台とのことで、私たちが行ったときは日曜午後でしたが、余裕で停めることができました。

駐車場横には謎のゆるキャラがお出迎え。奥のはくまモン(たぶん)。たくさんの外国人観光客が記念撮影していました。

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鍋ケ滝へのアクセス

鍋ケ滝への行き方は、ほぼ車に限られます。

福岡・博多からだと、約107km、2時間ほど。
福岡高速道路から鳥栖ジャンクションを経由して大分自動車道路の日田バイパスで降り、南の阿蘇方面へ向かい、山道をくねくねと走った先にあります。

車以外の公共交通機関で「鍋ケ滝」に行くのは、なかなか難しいです。
観光バスツアーなども探してみたのですが、ほとんどないみたいでした……。

遠くから来られる場合には、ぜひレンタカーなどを活用してください。

 

なお、鍋ケ滝から、車で20分ほど(約16km)のところには黒川温泉があります。
阿蘇の雄大な景色が一望できる大観峰も、車で30分ほど(約21km)。

おいしいものや素晴らしい景色、温泉など、阿蘇をぐるりと堪能するのがおすすめコースです。

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鍋ケ滝に行ってみた

私たちが「鍋ケ滝」に行ったのは、2017年11月のこと。
無料の駐車場に車を停め、入場料を払って公園に入ります。

最初は緩やかな下り坂が続きますが、そのうち結構急な階段が現れます。
山の渓谷に向かっているんですね。
きれいな遊歩道に整備されていて、歩きやすいです。

途中には「マムシ注意」の看板もありました。
怖い怖い……。
見かけることはありませんでしたが、念のため注意しましょう。

「まだ下るの!?」というくらい、ひたすらに階段を下っていきます。
これはかなりの落差ですね。

長い階段を降りきると、ようやく平らな道になりました。
川沿いまで降りてきたようです。

更に遊歩道を進むと、見えました! 滝です!

この日の水量はそれほど多くなかったみたいですが、レースのカーテンのように、幅広く水が流れ落ちています。
きれい!

水は透明度が高く、深い青でした。
この日は曇り空だったので、晴れていたらもっと美しいに違いありません。ちょっと残念!
阿蘇周辺は湧水で有名なので、この豊かな水も山から湧き出たものなのでしょうか。

さらに奥に進みます。
滝に近くなると、整備された遊歩道はなくなり、石がゴロゴロと転がる土の上を歩くことになります。
水に濡れていて滑りやすいので、注意しながら進みます。

どんどん滝が近くになり、さらに進むと、滝の裏側に入り込めました。

これが「裏見の滝」と呼ばれる所以ですね。

裏側の空間はかなり広くて、何人もの人が立っていても全然問題ないレベルの広さ。
滝の水が裏側に入り込むことはないので、天井から濡れることもなく歩くことができます。
足元は、坂になっていたり水たまりがあったりするので、注意が必要です。

さらに先に進むと、滝の裏を抜けて、先ほど見えていた対岸にたどり着きました。

その対岸には苔むした巨大な岩が、ごろごろと転がっていました。
これも噴火の時の石でしょうか。

あらためて、きれいな滝ですねー。
じっと眺めていても飽きません。

さっきまで私たちがいた場所に、たくさんの人がいるのが見えます。
タイミングによっては、滝の裏側の行き来は結構混雑しそう。
海外からの観光客が多かったのが印象的でした。

鍋ケ滝がCMに使われてメジャーになってからは、カメラマンの聖地とも呼ばれているそうで、三脚を担いだ本格志向のカメラマンも何人も見かけました。
たしかにフォトジェニック!

おわりに

鍋ケ滝訪問時に気をつけたい点としては、階段の上り下りがかなり多いこと
小さいお子さんや、お年寄りなどと訪れる場合には、あらかじめ注意が必要です。
エレベーターやスロープなどはありません。

また、滝の裏側に回るには、足元が悪い場所を歩くことになるので、靴はスニーカーや長靴など、水場でもしっかり歩けるものがよいです。
サンダルやヒールのある靴では危ないので気を付けてください。

 

鍋ケ滝は、春の鮮やかな新緑、真夏のマイナスイオンたっぷりの清涼、冬は氷の造形美が見られるとのことで、四季折々で美しい景色を堪能できるそう。

期間限定でライトアップなどもしているそうです。

 

幻想的な滝の風景と、裏側から見た景色は、ほかにはない素晴らしいものでした。
思い出している今も、また見たくなっています。

ぜひ、この幻想的な美しい景色を見に、鍋ケ滝を訪れてみてくださいね。

鍋ケ滝公園
〒869-2502 熊本県阿蘇郡小国町黒渕4101