【佐賀・嬉野】嬉野温泉「ホテル桜」とろとろ美肌温泉に3度浸かってきた。マイペースな接客も楽しい!

こんにちは、つたちこです。
友人と九州旅です。佐賀県の嬉野温泉に行ってきました。

嬉野温泉は「日本3大美肌の湯」の一つだとご存知でしたか?
美肌の湯! なんという魅惑的な言葉……!

以前から九州旅行に行きたがっていた友人は、この言葉を聞いて、速攻で行先を嬉野温泉に決めました。

今回泊まった嬉野温泉「ホテル桜」をご紹介します。

嬉野温泉街中心部にある「ホテル桜」

嬉野温泉は、佐賀県の南西部にあります。
福岡市中心部から、長崎自動車道経由で約1時間半ほどかかります。

「ホテル桜」は、嬉野温泉のほぼ中心にあります。
温泉街の観光スポットにも近く、徒歩でいろいろ見てまわれて便利でした。

散歩で行ったシーボルトの湯。

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ホテル桜は、ちょっとバブリーな大型ホテル

ホテル桜は、嬉野温泉の中では大型ホテルの部類に入ります。
遠くから見える「桜」の文字の看板が目印。

到着したときの印象は「ちょっと古め、だけどバブリー感がすごい!」
最上階までの吹き抜け、シースルーのエレベーター、吹き抜けを流れる滝。
最近こういうの、あまり見ない気が……!!

絨毯やエレベータの内装、ロビーのインテリアなどは「桜柄」で統一されています。

 

今回泊まったお部屋は和室。
やや古さは感じますが、畳は青々としていて替えたばかりのようでした。

六階の部屋で窓からの眺望がよく、「シーボルトの湯」や、近くを流れる塩田川が見えました。

また、私たちは利用しませんでしたが、ホテル内にはカラオケラウンジやエステサロンなどもありました。
そのあたりの施設があるのは大型ホテルならではですね。

嬉野温泉に浸かる!

今回の目的の一つは「美肌の湯に浸かる!」です。
嬉野温泉は、「島根県・斐乃上温泉」「栃木県・喜連川温泉」と並び「日本三大美肌の湯」に選ばれた温泉なのです。

嬉野温泉の泉質は、ナトリウムが多く含まれていて、肌の角質を滑らかに瑞々しくするそう。
効能はこちら。

神経痛/筋肉痛/関節痛/五十肩/うちみ/運動麻痺/関節のこわばり/くじき/慢性消化器病/痔病/冷え性/病後回復期/疲労回復/健康増進/傷/皮膚病/慢性婦人病
http://hotel-sakura.co.jp/onsen.html

そんな嬉野温泉を堪能したい。
「ホテル桜」に決めた大きな理由の一つは、「内湯と露天風呂があって、お風呂が大きくて気持ちよさそう」だったからです。

ホテル桜の大浴場は、ホテルの最上階にあります。
その名も「展望露天風呂 飛天の湯」

夕暮れ時、夜、朝と3度入りました。温泉旅行の基本ですね!

 

まず温泉の印象ですが、とにかくお湯のトロトロ感がすごい!
お湯に足をつけるだけで、肌がなめっこくてぬるぬるするのです。
けして不快なぬるぬる感ではなく、自分の肌がちょっと上質にランクアップしたような錯覚を覚えます。
こんな短時間で!? と驚くほど。

ホテル桜のお湯は少しぬるめに調整されているそうで、おかげでじっくりと浸かることができます。
じわじわと体が温まり、肌はしっとりすべすべに。
あーもう頭の先までお湯につけたい!(顔はお湯をつけにくいですよね……)。

注意点は、あまりにお湯がなめっこいので、お風呂の床がとても滑りやすいこと。
特に露天風呂の岩風呂は、最初に入るとき、見事に足を滑らせました。
大惨事にはなりませんでしたが、ちょっと足指が痛くなりました……。
十分に気を付けて、手すりなどにつかまって入るようにしてください。

 

「展望風呂」というだけあって、特に内湯からはお湯に入ったまま嬉野の街を見下ろすことができます。
遠くの山の風景も気持ちがいい!

一方、露天風呂ではお湯に入ったままでは風景は見えず、空を眺める感じ。
柵に囲まれていてオープンすぎないので、外から見られる心配はなく安心です。

夕暮れ時には山のシルエット、朝は爽やかな空気の中でお湯に入ることができました。

しかしながら、夜の露天風呂は、ちょっと残念でした。
「夜空で星でも見えるかな」と期待していましたが、ホテル桜の大看板「桜」文字のネオンが近くで光り輝いており、星などは見られません

かなりカラフルに光っていたので、正直、ピカピカと目に入って、落ち着いて入りにくい。夜遅めになったら消してくれたらいいのに……。
いや、立派な看板なんですが……なにしろお風呂に近すぎるのです。

なので、露天風呂には、夕方か朝に入るのがお勧めです。

そして湯上り。
あんなにトロトロのお湯だ! と思ったのに、タオルで拭き上げた後は不思議とさっぱり。
そして、いつまでもほかほかと体が温かかった。
さすが温泉効果!

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夜は部屋食、朝はバイキング

ホテル桜に決めた理由の2つめは、夕食が「部屋食」だったこと。
これも友人たっての希望でした。
食事時にレストランへ移動して食べる宿泊施設も多いですからね。

自分たちのお部屋でのんびりゆったり食べられるの、最高!
……と思っていたのですが、夕食開始時間をホテル側の設定範囲内で一番遅くしてもらったためか、「同じフロアの別の空き部屋での食事にしないか」と提案がありました。
「食事の匂いがこもってしまうから、そちらの方がおすすめです」とのこと。

まあ「部屋食」ではあるけど、自室でのんびり、ではなくなるのですが、たぶん色々事情があるのでしょう。
後から考えると、布団を敷く対応を食事中に同時にしたかったのかな?

というわけで、別の部屋に移動しての食事となりました。

 

ラインナップは、佐賀産のお刺身や野菜を中心にした和食です。

お刺身、煮物焼き物、酢の物、ゴマ豆腐、などなど。
珍しいところでは、鯨などもありました。

上品な盛りで、個人的にはちょうどいいボリューム感でした。
おなかぺこぺこの男性ではちょっと物足りないかもしれません。

味は……正直、ものすごくおいしい! というほどではないですが、全体に味のバランスはいいな、と思いました。

そして、担当してくれた仲居さんたちが、マイペースな接客でとても楽しい。
きっと地元に住んでいてずっと勤めているベテランの方なのか、のんびりとしつつも丁寧に対応してくれてよかったです。

われわれの開始時間が遅かったのに「ゆっくりでいいですよ!」言ってくれてました。
……とはいえ、21時くらいには「そろそろ……」と片付け開始されてしまいました。
みなさんの業務時間もあるのでしょう、しかたないですね。

部屋に戻ると、キレイに布団が敷いてありました。
もう一度温泉に浸かって、温まってから就寝!

 

翌日の朝食は、2階にある大広間でのバイキングでした。
和食洋食のおかずがずらり。
どれもおいしそうでめちゃくちゃ悩む……。

とりあえず、嬉野名物の温泉豆腐は必須で。
あと嬉野茶を使った茶粥がおいしいですよ! と声を掛けられて、こちらもいただきました。

必然的におかずも和食系で。
こういうバイキングの盛り方にセンスが問われます……下手です。

茶粥は薄く塩味がついていて、ほのかにお茶の風味がしました。それほどくどくなくて胃袋がほっとします。

嬉野温泉豆腐は、ごまだれと生姜、ネギをかけてくれました。
こちらもほっとする味。
どちらもおいしい!

朝食バイキングでは、もう1周おかわりをするつもりで軽めに盛ったのですが、食べ終わる頃にはすっかり満腹でした。
おなかいっぱいでしたが、最後にどうしても気になった「白玉ぜんざい」を食べました。
この白玉がものすごく軽くふわふわでおいしかったです!

おわりに

最近、温泉宿を選ぶときには、大型ホテルを敬遠してこじんまりとした宿を選びがちだったのですが、大きなホテルにはその良さがありますね。
なにより温泉設備が広い!

大勢入れるようにだと思いますが、今回の旅行ではほとんど貸し切りに近く、広いお風呂を独り占め状態でした。広いお風呂、最高です。

顔の肌質は大きく変化しなかったものの、脚のかさぶたがきれいになくなっていたので、ある意味「美肌の湯の効果があったな!」と思いました。
(単にふやけただけ、と言うなかれ……)

ホテル桜はバブリー感が随所にあり、その分ちょっと古びた部分もありますが、そんなところも逆に魅力に感じました。

日帰り温泉利用もOKなので、ぜひ絶景温泉と「桜」ネオンのコラボを満喫してみてはどうでしょう?

ホテル桜 公式サイト

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