【佐賀】嬉野温泉「椎葉山荘」。モダンな部屋と、森の露天風呂を満喫できる、静かな宿。

こんにちは、つたちこです。

東京から、母が九州に遊びにやってきました。
季節は2017年の秋。

どうせなら、自分たちも普段行かないような温泉宿にいこう! と、「日本三大美肌の湯」の一つ、佐賀県の嬉野温泉の宿「椎葉山荘」に泊まってきました。

思い出しても、また行きたい……! となる素敵な宿だったので、ご紹介します!

嬉野温泉 椎葉山荘へのアクセス

「嬉野温泉」は、佐賀県の西部、長崎県寄りにある嬉野市内の有名な温泉地。
島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並び、「日本三大美肌の湯」のひとつなんだそうです。

1泊だけですが、なにやら期待してしまいますね。

そんな嬉野温泉へのアクセスは、福岡市内からだと高速を使って約1時間半。
福岡都市高速から九州自動車道、長崎自動車道を経由して、嬉野ICから10分ほどです。

今回宿泊した「椎葉山荘」は、嬉野温泉ではありますが、いわゆる「温泉街」の中にはなく、中心街から車で10分ほど離れた山中にあります。

ナビに従って無事にたどり着けましたが、道中は「ほんとにここにあるの?」という山道で、ちょっと不安になりました。

宿から気軽に温泉街をそぞろ歩きする、という感じではありませんが、独立しているからこそのとても静かな空間を楽しむことができる「大人」な雰囲気の宿です。

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お部屋は広くて素敵!

椎葉山荘の施設は、フロントやロビー、そして食事処「レストランしいば」のある「母屋」にあたる建物から、屋根の付いた外廊下で、それぞれ独立した宿泊部屋やお風呂につながっています。

川沿いに建っているせいか、外廊下は結構アップダウンがあり、坂や階段があります。
車いす利用の場合には「バリアフリー」のお部屋もあるようです。

今回泊めていただいたお部屋は「1階和洋室」と呼ばれる部屋。
窓からの景色はあまりよくありませんが、静かで、ベッドと和室の2部屋構成。贅沢。

広々とした和室に、余裕のあるベッドルーム、シンプルだけど清潔なお部屋。
とても素敵です。

11月だったからか、お部屋のテーブルは「こたつ」になっていました。
なんだかうれしい。

内風呂も温泉が楽しめるとのことでしたが、今回は外の大きな風呂ばかりに入ったので利用しませんでした。

洋室には広いベッドが2つ。ベッドは広くてふかふかです。

今回は3名で泊まったので、母が和室、私とオットで洋室を使いました。
親子とは言え、旅行中にずっと顔を突き合わせていると息が詰まってしまうので、部屋を区切れるのはちょっとうれしい。

温泉も、内湯・露天風呂と、たっぷり楽しみました

嬉野温泉のお湯は、高温、無色透明、そしてナトリウムを多く含むそうです。
肌に潤いを与えて、つるつるすべすべになるという美肌の湯!

お部屋にも内風呂がありましたが、やっぱり大きなお風呂に入りたい!
温泉に来たら、存分に温泉につかりましょう。

椎葉山荘で宿泊すると、「しいばの湯」と「山の湯」の、2つの大浴場が楽しめます。

大露天風呂「しいばの湯」

母屋にあたる建物から、外に出て歩いて1分ほどにある、館外の大露天風呂が「しいばの湯」。

日が落ちるころに、こちらの温泉に入りに行きました。

こちらは日帰り入浴もできる施設なんだそうです。
宿泊者は、もちろん無料で入れます。

入口で下駄を脱いでから、しばらく長い廊下を歩いた先に脱衣場がありました。

お風呂に入ると、まず内風呂。
こちらも広い。ガラス張りで、外の様子がよく見えます。

そこから露天風呂に出ると、まるで森の中のような雰囲気
嬉野一の広さを誇る露天風呂なんだそうです。
確かに広い!

日が落ちてくると、お風呂のそばは薄ぼんやりとした明かりで、幻想的な雰囲気。
紅葉が始まった川のそばをライトアップしているので、美しい風景を見ながらお風呂でのんびりできました。

広さのおかげで、ほかの人が入っていても、ほとんど気にならないレベルです。

お湯は本当に柔らかくて、なんとも気持ちがイイ。
お風呂上りはすべすべしっとりでした。
「美肌の湯」は本当かも!?

特に露天風呂のほうは、外気温とのギャップもあり、熱すぎずぬるすぎず、絶妙の温度でした。
いつまででもお湯に浸かってられそう。
これは、毎日入りたいなー。

山の湯

宿泊部屋から外廊下を伝って行けるところにも温泉があります。
こちらは宿泊者専用のお風呂「山の湯」

夕食の後、しばらくしてから行ったところ、考えることはみな同じで女性風呂はかなりの混雑……。
いったん部屋に戻り、30分ぐらいしてから再度行ったところ、今度はほぼ貸し切り状態で入ることができました。

こちらも内風呂と露天風呂があります。
前述の「しいばの湯」に比べると、こじんまりとした感じでした。

ですが、私たちが行った後、平成30年の春にリニューアルしたそうです。
写真で見る限り、かなり広々ときれいになっているっぽい!
これは、また行きたい理由の一つになってしまいました。

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夕食&朝食は大満足!

温泉宿に泊まったら、もう一つの楽しみは食事!
椎葉山荘では、部屋食ではなく、母屋にあたる建物の「レストランしいば」で夕食と朝食をとります。

夕食

ワクワクしながらレストランに向かい、名前を告げると席に案内されました。
この日のメニューは、こんな感じです。

夕食は、「月替わり盛り込み料理」として、人数分を大皿に盛り付けて出してくれるんだそうです。
家族や友人などでのんびりと食事をするなら、取り分けスタイルもいいですね。

内容は、「大正屋特選牛のしゃぶ鍋」をメインに、旬の佐賀県の名物がもりだくさん。
どのお皿も目と舌で楽しませてくれます!

朝食

朝食は、バイキング形式です。
嬉野温泉名物の「とろける温泉湯豆腐」をはじめ、和洋どちらの食事も楽しめます。

いつもこういった朝食バイキングでは、洋食系の朝ごはんを食べてしまうのですが、こちらではやっぱり和食かな……! と、いろいろ盛ってみました。
もちろん、「とろける温泉湯豆腐」はマストです。

どれも丁寧に作られていて、おいしい!
朝から充実です。

夜の幻想的なライトアップもいいですが、窓から見える明るい渓谷の景色もいいですね。

嬉野温泉に行くなら、またゆっくり泊まりたい!

椎葉山荘は、清潔で、静かな時の流れる、素敵な温泉宿でした。
スタッフの皆さんもフレンドリーかつ丁寧で穏やかなやりとりで、安心して気持ちよく過ごすことができました。

1点だけ気をつけたい点があるとしたら、受付や食事処のある母屋から部屋やお風呂への行き来に、階段、坂など、外廊下を使って結構長い距離を歩くことです。
健康な私は問題ないのですが、母は膝がちょっと悪いので(歩けないほどではないのですが)、もし次回泊まるなら、出来るだけ母屋に近い部屋をお願いしたいと思います。

自宅に帰ってからしばらくしたら、手書きのお礼状までいただきました。
何て丁寧なんだ……! と感動。
ますますファンになってしまいました。

 

今回の宿泊のお値段は、一人16,200円でした。
※平日限定のプランを利用

けして安くはないですが、東京近郊の箱根や伊豆では、この値段でこのサービスやクオリティはあり得ないですね……!!

ぜひまた泊まりたい! と思える宿でした。
両親や友人が九州に来るときに連れていっても、きっと満足してもらえそうです。

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