こんにちは、つたちこです。
私たちが住んでいる福岡県糸島市に隣接している佐賀県唐津市。
そこの象徴ともいえるのが唐津城です。
5層の天守閣を頭に見立て、その左右に広がる松原が翼を広げた形に似ていることから、別名、舞鶴城(まいづるじょう)とも言われるそうです。
唐津城があるのは「舞鶴公園」ですので、別名が公園名なんですね。
さてその唐津城。
2017年7月22日に、天守閣の改装工事が終わり、リニューアルオープンしたという話を聞きました。
きれいになった唐津城に、登って殿様気分を味わいたい!
というわけで、真夏の唐津に行ってきましたよ。
そもそも唐津城とは…。
そもそも日本史全般に弱い私たち。
唐津城って誰がいつ頃建てたの……。
調べたところ、今の唐津城天守閣は、観光シンボルとして、1966年に建てられたものだそうです。約50年前。
さらにもっと、そもそもの話では、以下の記載がありました。
唐津城は、豊臣秀吉の家臣、寺沢志摩守広高が、慶長7年 (1602年)から7か年の歳月を費やして同13年に完成したと言われています。築城には、九州諸大名の加勢を受け、名護屋城の解体資材を用いたともいわれています。
400年以上前。戦国時代です。
秀吉が朝鮮出兵に向けてこの辺りを強化すべく家臣に作らせたんでしょうか。
歴史を感じます。
駐車場は天守閣近くでらくちん
さて、今回も車でやってきました。
糸島からは40分程度、福岡市内からだと高速利用で1時間くらいでしょうか。
電車利用の場合は、JR唐津駅から徒歩20分くらいのようです。
駐車場は、唐津城のすぐそばに東城内駐車場(市営有料駐車場)があります。
普通車の場合、1時間100円、2時間まで300円。2時間以上は400円。
結構広い駐車場でしたが、この日は平日のせいか割と余裕がありました。
大きな観光バスも停まっていました。観光ルートに組み込まれているのでしょう。
お城の真下で、駐車場からもお城がよく見えます。白い壁が美しい。
ここから、地下通路で道を渡り、いざ、唐津城へ向かいます。
スポンサードリンク
唐津城は海のそばだが山の上……
唐津城に向かうと早速坂道。すぐに結構な距離の石段が見えてきます。
よくこんな海のそばに、都合よく小高い山があったものですね。
それにしてもこれは……結構きつそう。石段の数は231段あるそうです。
うーん。231段。
真夏の炎天下、これはつらい。
というわけで、行きは有料エレベーターを使うことにしました。
石段を横目に、ぐるっとお城の周りをまわりこむようにしばらく歩くと、ありました、エレベーター乗り場。
お値段は片道100円。
チケットを買うと、すぐにエレベータがやってきて、乗せてくれました。
「斜めに動くのでご注意」とあります。
「斜め?」と頭にはてなが浮かびますが、動き出してびっくり。
わー、ほんとに斜め上にあがります(ガラス窓越しにわかります)。おもしろい。
あっという間に上につきました。文明の利器、素晴らしい。ありがたや。
到着したのは、天守閣への入り口がある場所です。
記念撮影ポイントもあります。
この場所からでも、海岸がよく見えます。とてもきれい!
天守閣は5層構造
ここから改装したての天守閣に入ります。
1階にはお土産屋さんなどがあり、無料で入れるようです。
さらに天守閣に登るのは有料。一般410円、小中学生200円です。
入口は2次元バーコード読み取りタイプ。イマドキっぽい!
ここからは階段。ですが、館内はエアコンがばっちり効いているので、汗も引いて安心です。
2階、3階は、資料館のようになっていて、唐津城の歴史や唐津市の情報が見られました。
このエリアは写真禁止だったので、写真がないのが残念。
ここ一帯を支配してきた一族の説明や、鎧や刀剣が飾ってあったり、唐津焼の紹介があったり。
改装したてということもあり、とてもきれいでした。
展示はきれいだったんだけど、あれ? 城の内部ってこんな感じなの?
実は、もっと「お城!」的な木造構造のような内部を予想していたのでした。
外観はしっかりお城でしたが、内部はここまできれいに整然とした資料館だったとは予想外。
もっとこう、古びた柱とか屏風とか歴史を感じるものが見られると勝手に想像していたのでした。
逆にそういうものが残っているお城の方が珍しいのかな。
よく読んだら、昭和41年に建てられたときに、すでに鉄筋コンクリートで建てたお城だそうです。
そりゃそうか……。
さらに進んで4階には、小学生の唐津城絵画コンクールの優秀作が飾ってありました。
唐津の小学生はみんな唐津城の絵を描くのでしょうなあ。
そして5階、いよいよ最上階です!
ここは天守閣の周りに、ぐるりと回遊できる外廊下が付いてます。
この日は天気も良くて、めちゃくちゃ遠くまで見渡せます。
わーい、きれい!!
ただ、風がとても強かったので、帽子やスマホが飛ばされないように、ぎゅっと抱え込んで見て回りました。
東の浜は、連なる白波が美しい。
前に花火を見た時の突堤も見えます。こんなに近かったのね。
東の浜の横に広がる虹の松原もよく見えます。
西の浜も白い砂がきれいです。
これはとてもいい眺め。
海と逆側も、唐津の街が広々と眺められます。
そばを流れる松浦川や運河がお濠代わりのお城なんですね。なるほど。
これは殿様気分だー。
飽きずにぐるぐる見て回ってしまいました。
ですが、この日は海風がとても強くて、内側のベンチに座っていてもごうごうと吹かれます。
何かの罰ゲームかな? みたいな感じになってきたので、仕方なく階段を下りました。
天守閣の外は現在工事中
1階の出口は、入口とは別のところに出ました。
城内にも神社がありましたよ。
現在は石垣の工事中とのことで、クレーン車があるのがちょっと残念。
この石垣は戦国時代のものなんでしょうか。
大きな石が大迫力です。
工事が全部終わったところを見てみたいものです。
スポンサードリンク
帰りは石段で帰りました
行きはスルーしてしまった石段。帰りはしっかり歩いて帰りました。
木陰に苔むした石段がきれいです。
昔のお侍さんは、この石段を毎日上り下りしていたんでしょうか。えらい。
しかし、お城の周りにも石段にも、「唐津城」のぼりの数がすごく多い。
そんなに言われなくても「唐津城」だってわかってますから……だって来てるし……。
せっかくの景観がちょっと台無しで残念です。
参考に見ていたサイトの写真では、石段には何も置いてなったので、最近置いたのでしょうか。
これはないほうが!! 絶対!! いいですよ!!
季節を変えてまた来てみたい唐津城
場内の敷地には、桜や藤の木がたくさんありました。
特に藤の木は、ものすごい立派な藤棚がありました。
真夏にもかかわらず少し花が咲いていたのですが、普通の藤とは違うのかな?
春は白いお城と花々で、秋は石段のもみじの紅葉で、きっと美しいに違いないです。
次は春や秋にも来てみたいなー。
夜は天守閣がライトアップされるので、夜の唐津城も見ごたえがありますよ!
唐津城
http://www.karatsu-bunka.or.jp/shiro.html
唐津市東城内8-1