【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉を見てきた!満喫するには、渋滞回避が一番ポイント

こんにちは、つたちこです。
少し前のことですが、福岡県糸島市にある、雷山千如寺大悲王院の紅葉を見てきました。

糸島在住ですが、まだいろいろ知らないことばかりの私たち。
この「雷山千如寺大悲王院」についても、紅葉が有名だなんて全然知りませんでした。
東京の友人が遊びに来た時に「紅葉が有名なお寺が近いんでしょ?」と言われ、初めて知ったのでした。

そんなに有名な紅葉なら、ぜひ見に行こう、とその友人と一緒に行ってきました。

雷山千如寺大悲王院の樹齢400年の大楓!

その名の通り、糸島市南部にある「雷山」という山の中腹にある千如寺。
場所は、福岡都市高速の「前原IC」から車で約15分くらいの場所にあります。
かなり標高が高いので、秋には日中でもひんやりした空気が漂っていました。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
雷山千如寺の山門。大きなイチョウもきれいに見えます。

 

有名な「大楓」は、入口から入ってすぐのお庭にあります。
石庭の真ん中に、大きく枝を広げた大楓。
樹齢は約400年だそうで、福岡県の天然記念物にも指定されています。
本当に見事です!
私が見たときは、既に葉が散り始めていましたが、庭に落ちた紅葉もまた美しいです。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
大楓の枝ぶりがすごい。すでに散り際で、石庭の上に紅葉の絨毯。

 

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
縁側から撮影するとまた雰囲気が変わります。

 

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
見上げると、枝の伸び方がすごい!

 

雷山千如寺大悲王院のブログがあり、そこに住職さんが日常の様子をアップしてくださっています。
紅葉の時期には、見ごろの様子も随時お知らせしてくれています。
いつ観に行くべきかの確認は、こちらをチェックするのが一番よさそうです。

http://sennyoji.blog.fc2.com/

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名物だからこそ、渋滞がすごい。朝イチを狙うべし!

高速を降りてからは、お寺に向かう道は、ほぼ1本道なので、道に迷うことはありません。

が、雷山千如寺への1本道、紅葉の時期にはものすごい渋滞になります……。
1本道に入る前の交差点あたりから「渋滞注意」という看板が出始めます。

「とはいえ、そんなでもないんじゃない?」と侮ってはいけません。

私たち、1回目は11月中旬の日曜の朝イチに見に行ったのです。
「混んでいる」という情報はネットで見ていたので、開門する9時前にはお寺に着くように、と家を出ました。

ところが、8時40分くらい、お寺までまだ1km以上あるかな、という位置で、渋滞で車がストップ。
全く動かなくなってしまいました……。

まだ9時前なのに!?

おそらく、第1陣の人たちで、駐車場が満車になってしまったのでしょう。
つまり、第1陣の人たちが9時に開くお寺で見学して出てくるまで、全く動かないんじゃなかろうか。
じゃあ一体、私たちが入れるのはいつになるの……(まだ1kmくらいあって、その間、車はびっしり……)。

残念ですが、この日は他に予定もあったので、運よくUターンできる場所が近かったこともあり、あきらめて帰ることにしました。
(1本道なので、場所によっては戻ることも出来ません。ちょうど折り返せる場所があってよかったです)
ここまで渋滞がすごいとは、ちょっと予想以上でした。

 

その3日後、今度は平日の朝に訪問してみました。
平日だから大丈夫かな……とは思いましたが、また混雑していたらシャレになりません。
また9時前にはお寺に着くようにしたところ、今度は無事、駐車場までスムーズにたどり着くことができました。

ただし、門に一番近い第1駐車場はすでにいっぱいで、もう少し上に登ったところにある第3駐車場に案内されました。
(駐車場は、第1から第3まであるそうです。全部で150台停められるとのこと。駐車料金は無料)

どうやら複数回テレビで紹介されたりしたそうで、混雑はその影響もあったのかもしれません。
2回目に行ったときにも、丁度TV局が撮影をしていました。その日の番組でまた紹介されたかも。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
平日朝イチでも結構なにぎわいでした。

 

さらに1週間ほど後の11月下旬。
「もう紅葉もそろそろ終わりかしら」というころ、午後に3回目の訪問してみました。
この時はスムーズに停めることができました。

大楓の葉っぱは、ほとんど散ってしまっていましたが、名残りを楽しむことができました。
紅葉のじゅうたんも素敵でしたよ。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
11月下旬には、ほぼ葉っぱは全部落ちてました。一面の紅葉のじゅうたん。

雷山千如寺大悲王院 紅葉見学で渋滞を避けるコツ

今年3回訪問してきて分かった、雷山千如寺大悲王院の紅葉を見るコツはこちら。

  • 土日はできるだけ避ける
  • 土日に行くなら、8時半には寺に着いているくらいのスタートダッシュが必要
  • 平日でも最盛期は混雑していると思っていくほうがよい。やはり早朝が吉
  • 紅葉の盛りが過ぎると嘘のように空く

 

とにかく、最盛期は、土日の日中を避けたほうがよさそうです。
渋滞で1日終わってしまうのは、もったいないですからね……。
行くなら気合を入れて、早朝に訪問するようにしましょう!

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どうせなら、ご本尊も拝見しましょう

雷山千如寺大悲王院の拝観料は400円、これは、ご本尊などがあるお寺の堂内拝観料と入山料が含まれた料金です。
お庭に入るだけであれば、入山料100円です(11月限定。通常は境内拝観は無料だそうです)。

せっかくなので、今回は堂内まで入ってみました。
渡り廊下から見る大楓はとても素敵です。
これだけでも中に入る価値ありだと思います。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
中から見るお庭も風情があります。

 

中庭は中に入らないと見られません。
池と周りの紅葉もとても美しいです。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
苔むした石と水の流れがきれいです。

 

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
中庭にある池は「心字池」といって、「心」の文字をあらわしてるそうです。

 

ここの池の中心にある白檀の古木、これも福岡県の天然記念物で、樹齢は約600年だそうです。
古いお寺なんだな、と実感……!

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
石塔の後ろにあるのが白檀(わかりにくい…)

 

階段を上っていくとご本堂があり、先ほど横から見た中庭を、上から眺めることができます。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
階段で登るのでちょっと大変ですが、先ほどいた場所が見えます。

 

本堂の前のスペースでは、ご住職さんがお寺について説明をしてくれます。
20人くらいが集まった段階で説明が始まります。
お寺の成り立ちや、中庭の池のご神木のことなど、5分ほどでしたが丁寧な解説でした。
さらに、引き戸を開けて本堂の中に入るよう促され、そこでお経をあげてくださいます。
木魚やおりんではなく、大きな太鼓をうち鳴らしながらあげるお経は、とても迫力がありました。

本堂には、千手千眼観世音菩薩様がご本尊として祀られています。
鎌倉時代のものだそうで、国指定重要文化財です。
光背に見えるのは、すべて手、そして手のひら全部に目が書いてあるんだそうです。
なので、「千手千眼」なんですね。
高い天井一杯まで届きそうな、とても大きく、立派な仏像でした。
糸島でこんな立派な仏像を見られるとは……。

残念ながら本堂内の写真はNG。
ココでしか見られないご本尊、ぜひ中まで拝観して見てください。

 

ご本尊を間近に見た後、ご本尊の裏側の廊下には十二神将や普賢菩薩がずらり。ところせましと並んでいます。
ここにある仏像もどれも見事で見ごたえがあります。

さらに、本堂の裏手の離れにある奥の院には、五百羅漢がありました。
夜中に見たらちょっと怖そう。

 

とても気持ちが改まるようなお寺で、ぜひ中まで見るのをお勧めしたいのですが、2点注意があります。

結構急な階段ばかりなので、足の弱い方にはちょっと厳しいかもしれません。
(エレベータなどの、う回路はありませんでした)

また、床がとても冷えているので、厚手の靴下の着用がオススメです。

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
お庭側から本堂を見上げたところ。

 

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
きれいにお手入れのされたお庭を散策するのも楽しい。

 

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
お地蔵さまも紅葉をバックに。

おわりに

秋になると、やっぱり紅葉が見たくなります、私も日本人ですね。
雷山千如寺大悲王院の大楓は本当に立派で、少し盛りを過ぎた時期ですら圧倒されました。

うまく渋滞を避けて、秋を満喫に行きたいところ。
山寺ゆえに交通事情にあわせて工夫が必要ですが、雷山千如寺大悲王院の紅葉はほんとうにお勧めです!

【福岡・糸島】雷山千如寺大悲王院の紅葉
手水所もきれいです。

おまけの飲食情報

お寺の中では飲食できませんが、門外で、焼きたての梅が枝餅を売っていました。
肌寒いときに、あつあつの梅が枝餅、おいしいです!

 

雷山千如寺大悲王院
福岡県糸島市雷山626

http://www.sennyoji.or.jp/