【佐賀市でランチ】佐賀だけど「かごしま」!行列必至の昔ながらの洋食屋さん(閉店)

こんにちは、つたちこです。
佐賀市に行くならここに行ってみたい、と思うお店がありました。
それが「洋食屋かごしま」です。
なんでも地元の人に人気の老舗洋食屋さんなのだそうです。

「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」に行った日に、ランチを食べに行ってきました!

※2019年3月に閉店されました。他の方が引き継いで別のお店になったそうです。

「かごしま」で行列に並ぶ

佐賀・洋食屋かごしま 看板
独特の丸いロゴがかわいい。

お店に到着したのは、12時過ぎくらいでした。
やばい、一番混雑する時間ではなかろうか。

お店に行ってみると、案の定、すでに行列ができていました。
人数は7、8人ほど。
とはいえ、ランチタイムなので、そんなに回転悪くないのでは……と淡い期待を持ちつつ、列の後ろに並びます。
お店の開店時間は11時半。つまり、1回転目のお客さんがそろそろ食べ終わったり……しないかな?

並びながら、店頭に書いてあるメニューを見て、何をオーダーするか検討。

カツやフライの揚げ物もおいしそうだけど、ハンバーグもおいしそう。
でも「食べるべき」という噂を聞いたのはロールキャベツ。
ひときわ高い値段(といっても1,000円)の牛タンシチューも気になります。
クリームコロッケもおいしそう……。
嬉しくも悩ましい。

どうしようと悩みつつ、ワクワクと待ちます。

ところが現実は甘くありませんでした。
列は遅々としてなかなか進みません。
中からお客さん出てきたな、と思っても列が進まなかったり。

んー? なんだろうこれは……。
もしや中にさらに待ってる人がいたりして?

店の中の様子は見えないので、想像するばかりです。

のろのろと進み、私たちがお店に入れたのは12時40分ごろでした。
店内に待っている人はいませんでした。
そしてウェイティングスペースもありません。

どうやら、ホールを回すのに手が足りてない雰囲気です。
お客さんが帰った後、テーブルが片付けられずに置いたままになっていたりしました。

急いで片付けていただいたテーブルに案内されます。
とりあえず、座れてホッと一息。

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「かごしま」の店内とメニュー

「かごしま」の店内は、昭和の洋食屋さんのイメージそのもの。

席はテーブル席のみ。
2人掛けが10個で、それを組みあわせて大人数にも対応しているよう。

この日は、ご家族そろって食事! みたいな10人ぐらいのグループがいました。
他は4人客、3人客、2人客が2、3組、といった感じです。
老若男女、という感じの客層。

店内には、「鹿児島県」の観光PRポスターがたくさん貼られていました。
やっぱり「鹿児島県」から取った店名の「かごしま」なんですね。
佐賀なのに、かごしま。
お店の方が鹿児島のご出身なのでしょうか。

佐賀・洋食屋かごしま 鹿児島県のPRポスターがいっぱい
店内には鹿児島県PRポスターがいっぱい。柏木由紀さん、鹿児島出身なんだそうです

メニューは、テーブルにはなく、壁にかかったもののみ。

佐賀・洋食屋かごしま メニュー
単品の値段じゃないの?とびっくりのラインナップ…!

さて、たっぷり並んでいる間に心はもう決まっています。
お冷をいただいたタイミングで、いざ、注文!

「牛タンシチュー(1,000円)と、ロールキャベツ(700円)をお願いします!」

牛タンシチューとロールキャベツをいただきます!

オーダー後、話をしながら店内を見てみます。
どうやらキッチンとホールと男性2人で回している雰囲気。

以前、ほかの方のブログで「かごしま」のことを見たときには「奥様」らしい方がホールを切り盛りしている感じでしたが、この日はいらっしゃいませんでした。
もしかしたら、そのあたりでちょっと混乱しているのかもしれません。

最初に出てきたのはサラダ。
千切りキャベツベースで、千切りニンジン、スライスオニオン、かいわれなどが入っています。
ドレッシングは少し甘みのあるタイプ。
シャキッとしたサラダでおいしいです。

佐賀・洋食屋かごしま 定食のサラダ
シャキッとサラダ。

サラダを食べつつまたしばらく待ちます。
いよいよ、メインの登場!

牛タンシチューは、デミグラスソースたっぷり。
牛タンは大振りの塊がごろごろっと入っています。
そして大きく切った野菜もごろごろ。

佐賀・洋食屋かごしま 牛タンシチュー定食
牛タンシチュー定食!

カトラリーはスプーンだけ。
ですが、これはもうナイフのいらないシチューでした。
牛タンも、スプーンで崩れるほどに柔らかく煮込んであります。

ドミグラスソースはコクがあるのに、見た目よりあっさりした風味。
これはごはんにあうシチューだ!

佐賀・洋食屋かごしま 牛タンシチュー
ほろほろに煮込まれた牛タンシチュー。

ロールキャベツは、「あれ? たのんだの、ロールキャベツでしたよね?」と聞き返したくなる見た目でした。
私がイメージしていたロールキャベツとは全く別物。

佐賀・洋食屋かごしま ロールキャベツ
ロールキャベツの概念を覆されます。

スプーンですくってみると、スープで煮込まれまくったと思われるキャベツ、そして挽肉が現れます。
キャベツはトロトロ……。
そうか、元はロールされていたのに。よく煮込まれた結果、とけて崩壊寸前になっている状態、みたいな感じなのかな。

味はトマト風のスープ。くたくたのキャベツが甘くておいしい。
そしてどこか遠くにカレーの風味もするような……。不思議な味です。
ちょっと味が薄いかな……?

牛タンシチューがストレート、だとすると、このロールキャベツは変化球。
ほかの店では食べられない感じの味でした。もう少し王道なロールキャベツを想像していたので、こういうのもあるんだなあという感じです。

一緒についてくる貝汁がまたおいしい。
しじみのお味噌汁ってなんだかほっとします。

この値段でこのボリューム、おいしさは、なかなかないです。
行列ができるのも納得。

他のお客さんが食べているメニューをチラチラ見ても、どれも魅力的でした。
大皿にのって出てくるカツカレーとか、ハンバーグとか……。
いいなあ。
近所だったら全制覇したい。

のんびりしたいところですが、まだまだ外にお客さんが並んでいるようなので、食べたら早々に退散しましょう。
ごちそうさまでした!

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「かごしま」に行くときの注意点

ランチタイムは11時半からなので、並びたくない場合には、開始時間前に到着するようにするのがマストですね。

今回私たちはちょっと出遅れて、約40分ほど待つことになってしまいました。
ちょっと失敗例です。

ただ、この混雑は、週末、そして佐賀インターナショナルバルーンフェスタ当日だったことも影響あるかもしれません。

それから、「かごしま」のシステムとして、人数を問わず、並んだ順に入る、ということになっているようです。
なので、自分の前に並んでいるグループが大人数だった場合、その全員が集まって座れるテーブルが空かないと案内されないようでした。

たとえば4人グループがいた場合、2ヶ所で2人掛けテーブルが空いていても、案内されません。
当たり前といえば当たり前なんですが、これが6人グループ、8人グループとなった場合には、中は結構ガラガラなのに全然列が進まない、なんていうこともあり得ます。

あまり大きなお店ではないので、大人数で行く場合には、開店直後か、あるいは予約をしていくようにしたほうがよさそうです。

「かごしま」へのアクセス

「洋食屋かごしま」は、佐賀駅から1.7kmほどの場所にあります。
県道30号線沿いにあり、近くには「佐賀バルーンミュージアム」や「佐嘉神社」があります。

車で行く場合には、お店の南側の道を左に入ってすぐ右側に「かごしま」の駐車場があります。
ですが、私たちが行ったときは満車でした。
行列ができているということは、そうなりますよね。

同じ道の左側に時間貸しの駐車場があったので、そちらに停められました。

どこか懐かしい味が楽しめる「洋食屋かごしま」。
混雑時には少し時間がかかるのを覚悟の上、余裕をもっていくことをおすすめします!

「洋食屋かごしま」
佐賀県佐賀市水ケ江2丁目1-6


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