こんにちは、ノムロウです。
長崎県の島原に「鯉」を観に行ってきました。
鯉? と思うかもしれませんが、島原には町の中に鯉が見られる水路があるのです。
そもそも、島原は水がキレイで有名な町です。
市内には数多くの湧水スポットがあり、常にたくさんの水が湧き出ていて、「島原湧水群」と呼ばれています。
1700年代の、島原半島の中央にある雲仙岳の噴火による地殻変動で噴出するようになったんだとか。
そのキレイな湧水があふれる水路に、鯉が放流されているというのです。
僕も今までまったく知らなかったのですが、長崎出身の友人から「町の中に鯉が見られる水路がある」という情報を聞きつけて、それは是非見てみたい! ということで行ってきました。
実際に目にした、石造りの水路に、透明な水、鮮やかな紅白の鯉。想像以上にキレイな光景に驚きました。行ってよかった!
島原へのアクセス
島原は長崎県の南東にある町です。有明海に面しています。
今回は、福岡の自宅から車で向かいました。
長崎自動車道の「諫早インター」で下車。
その後、国道を使い、東へ向かいます。
福岡県糸島市の自宅からは、約3時間ほどのドライブとなりました。
鯉はどこで見られるのか?
しかし、水路を泳ぐ鯉は実際どこで見られるのか?
島原に行けば、どこでも見られるの?
調べてみると、「鯉の泳ぐまち」というランドマークがあり、その場所を中心に見ることができるようです。
町の中であれば、どこででも見られるわけではなさそうですね。
「鯉の泳ぐまち」はGooglemapで検索すると出てきます。
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駐車場事情
「鯉の泳ぐまち」のすぐそばに駐車場があります。普通車1時間ごとに150円。
この付近は午前9時から17時までは車の通行が禁止になっていて、その通行禁止の看板の目の前に駐車場がありました。
我々は、近くにあった「イオン島原店」の駐車場に少し停めさせてもらい、歩いて向かいました。
鯉の泳ぐまち
「鯉の泳ぐまち」に歩いて近づいていくと、だんだんと石造りの水路が続く風情のある雰囲気に。
昔からの風習、そして観光資源としても、地元の人が大事に守っている印象です。
平日でも結構な数のお客さんが歩いています。家族連れや外国人も多めです。
そして、水路に待望の鯉を発見しました!
おお、本当に鯉がいる!
水はものすごくキレイで、透明度抜群。水量もたっぷりで、こんこんと湧き出る様子も見ることができます。
あまりに透明すぎて、美しいゼリーみたいです。
石でできた水路は苔蒸していて、これまた素敵な雰囲気づくりに一役買っています。
石造りの水路に、透明な水に、鮮やかな紅白の鯉。
絵画のような非日常的な美しさですが、これ現実です。
「鯉の泳ぐまち」の中心には石碑が立っていて、そのまわりは石造りの小さな広場になっていました。
その周辺にもたくさんの鯉が泳いでいます。
うーん、美しい。この雰囲気はたまらなく良いですね。
湧水庭園 四明荘
「鯉の泳ぐまち」に来たら、ぜひ「四明荘」にも立ち寄りましょう。
「四明荘」は座敷の中から、美しい庭園と湧水の池を楽しめるスポット。
こんこんと湧き出る水は1日約1,000トンの湧水量を誇り、国登録有形文化財なんだそうです。
入場にはチケットが必要です。
近くにある観光交流センター「清流亭」に、入場チケットの券売機が用意されています。
大人1人300円、高校生以下は150円。
(外国からの観光客はその仕組みを知らなかったようで、いきなり四明荘に入ってきましたが、現金でも入場することができるようでした。)
中には着物を着た女将さんがいて、冷たい緑茶を出してくれます。これは嬉しい。
四明荘は、湧き水の池の上に建物がせり出しているダイナミックな配置。
そして、池の水が冷たいので、風が吹くとその冷気が一緒に流れてきます。
この日はものすごい暑い日だったのですが、この四明荘はとても涼しくて異世界にいるようでした。
縁側に腰をおろすと、池の真上にいるような体験ができます。水の音は落ち着きますね。
足をぶらぶらと下すと、足の先から感じられる水の冷気で、よりいっそうのひんやり感。
ここでも悠々と鯉が泳いでる様子を見ることができます。
池の向こうには、楓や松の緑が広がります。
ものすごく広いわけではないですが、キレイに手入れされた、本当に美しい庭園です。
ここでしばし時を忘れて涼を堪能しながら、体力を回復させましょう。
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観光交流センター「清流亭」
「鯉の泳ぐまち」の石碑の向かい側には、観光交流センター「清流亭」があります。
中に入ると、おお……涼しい……。
ここでは、てぬぐい、お菓子、焼き物(島原焼)などのお土産を買うことができます。
島原焼は初めて知りましたが、無骨でかっこよかったです。
レモン味やほうじ茶味などの、ちょっとめずらしい味がそろった「島原かすてら」をお土産に購入しました。
「清流亭」には休憩場所もあるので、歩き疲れたら休息にも使いましょう。
また、建物の前には大きな池があり、ここにもたくさんの鯉がいます。
この池の鯉は水路にいる鯉よりかなり大型。迫力のある鯉が悠々と泳いでいます。
「清流亭」で餌を買って、桟橋からその餌をあげることもできるようです。
おわりに
石造りの水路に紅白の鯉がこんなに映えるとは。
水が美しい島原ならではの光景に感動しました。
島原での見どころには、鯉の泳ぐ町のほか、武家屋敷、島原城跡などがあります。小さな町なので、さくっとスポットを見て回ることができます。湧水を生かした美味しい食べ物もあったりしますよ。
ロングドライブの目的地にいかがでしょうか。
オススメです。
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