こんにちは、甘い飲み物は苦手ですが甘い食べ物は大好きな、つたちこです。
先日、真夏の太宰府天満宮に行ってきました。
お参りも楽しみですが、実はもっと楽しみなのは梅ヶ枝餅。
梅ヶ枝餅は、太宰府天満宮の名物です。花より団子!
大宰府といえば、梅ヶ枝餅。
梅ヶ枝餅といえば、大宰府。
切っても切り離せない関係です。
お土産でもらったことがあるのですが、シンプルなのにとてもおいしいのです。
大宰府の参道には、梅ヶ枝餅やさんがいっぱい!
西鉄太宰府駅から、大宰府天満宮まで続く参道の両側には、お土産屋さんや飲食店が並びます。
特に多いのが名物「梅ヶ枝餅」やさん 。
そもそも梅ヶ枝餅は、菅原道真が大宰府に左遷されて落ち込んでた時に、もちを売ってた老婆が「元気を出して」と差し入れたんだそう。
のちに、道真の死後、もちに梅の枝を添えて墓前に供えたのが始まりなんだそうです(wikipediaを意訳しました)。
おばあさん、いいものを差し入れましたね。
梅ヶ枝餅は、お餅の中にあんこが入っている大福的なものを、梅の花の刻印が入った鉄板ではさんで焼いたもの。
丸くこんがりと焼かれたお餅に、梅の刻印が押されます。
ちなみに、梅成分は入っていません。あんことお餅のみです。
梅ヶ枝餅の値段は、どのお店でも一律、1個120円(2017年現在)。
でも、お店ごとに、微妙に個性が違うのだそうです。
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25日は道真公スペシャル! ヨモギ味の梅ヶ枝餅が食べられます
菅原道真のお誕生日が845年6月25日、命日が903年3月25日ということで、毎月25日は「天神様の日」としてヨモギ入りのみどり色の梅ヶ枝餅が食べられるのです(通常版は白いお餅です)。
もともとが菅原道真のエピソードありきでの梅ヶ枝餅なのに、さらにお誕生日スペシャルがあるのですね。
更に、毎月17日には古代米入りの紫梅ヶ枝餅もあるのだそうです。
せっかくいろいろあるので食べ比べしたい
私たちがお参りしたのは、7月25日。
お誕生日スペシャルのスペシャル、夏祭り(誕生祭り)の日でした。
めっちゃ暑い真夏日でしたが、せっかくなので、いろんなお店の梅ヶ枝餅を食べ比べしよう! と回ってみました。
が、結果から言いますと、その場で食べたのは2個のみ。
すみません、あまりの暑さに2個でダウンしてしまいました。
1軒目:かくだ商店
せっかくなので、メジャーどころではない、手焼きのお店がいいなあ、と1軒目。「かくだ商店」にしました(メジャーどころは、空港やデパートにも出店しています)。
かくだ商店は、参道途中にある十字路の角、向かって左側、石でできた鳥居そばにあるお店です。
女性ふたりで切り盛りされているようです。
25日ということで、早速よもぎバージョンを1個お願いすると、出来立て熱々の梅ヶ枝餅を紙に包んで渡してくれました。
「熱いので気を付けてね!」との忠告付き。
受け取ったものの、確かにめっちゃ熱い!
あまりに熱くて落とすところでした。何かのコントのようだった。
そのままでは持っていられなくて、慌ててタオルハンカチの上にのせてガード。
本当に焼きたてほやほやです。
薄い緑色にこんがり焦げ目がついています。
がぶっとかぶりつくと、香ばしいお餅の向こうに、熱々のあんこ。
お餅からは、よもぎのいい香りがします。
このサクッとした歯ごたえは、出来立てならでは!
以前冷凍した梅ヶ枝餅は食べたことがあったのですが、トースターで焼いてもやっぱり出来立ての感触にはかないませんね。
おいしい!
2軒目: 松田商店
2件目も、こじんまりとしたお店にしてみます。
松田商店は、さらに参道を進んだ先にあり、今度は道路右側にあります。
こちらのお店も手焼き版。そして女性が焼いているのも一緒です。
梅ヶ枝餅は女性が焼くものなのかしら。
起源が老婆だから?(今焼いている方は老婆ではありませんが!)
同じく、よもぎ入りを1個お願いすると、また出来立て熱々をいただけました。
今度は最初からタオルハンカチでガード。
こちらのお店は、ビニール&紙のダブル包み。
くっきりと梅の模様が入っていますね。
出来立ては、お餅の縁が、薄くカリカリになるところがたまりません。
サクッとした歯ごたえの後に、もちもち感とあんこのねっとりした甘さ。うまい。そしてとても熱い。
先ほどのかくだ商店さんのより松田商店さんのほうが、ヨモギの香りを強く感じます。
見比べてみても緑色が濃く、ヨモギの繊維も見えますね。
よもぎ餅好きには、こちらのほうがおすすめです。
あんこも甘すぎず、バランスがよくて、とてもおいしいです!
それにしても、あんこってほんとに熱いですよね……。
口をやけどしないように気を付けましょう。
3軒目:やす武(持ち帰り)
暑さ&熱さにやられ、その場では2つしか食べられなかった梅ヶ枝餅。
もっといろんなお店のを食べたかった……! というわけで、最後にお土産で買って帰りました。
「やす武」は、自動焼き機で焼くタイプの梅ヶ枝餅です。
店頭で、2つずつ並んで、順番に焼けていく機械は見ていて飽きません。
機械の前には子どもが張り付いて焼ける様子を眺めていました。子ども、こういうの好きだよね。
お土産は、白いいつもの梅ヶ枝餅と、よもぎ入りの梅ヶ枝餅を詰め合わせにしてもらいました。
ちなみにこの「やす武」では食事もしたのですが、食事と一緒にお土産の梅ヶ枝餅を注文することができます。
箱詰めしたもちを席まで持ってきてくれるので、外で並ばずに買えて便利です。
持ち帰ったものは、すぐに冷凍庫へ。
食べるときは、レンジで1個あたり約30秒あたためて、その後トースターで少し焼くと、カリッと感が戻るそうです。
楽しみ!
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白(ノーマル)もいいけど、ヨモギ入りもおいしい
梅ヶ枝餅といえば、白いお餅しか知らなかったのですが、25日のみに販売するヨモギバージョンもとてもおいしいです。
月に1度のレアキャラなので、25日に行く方はぜひ、両方食べてみてはいかがでしょう?
お店によってヨモギの入り方も違うので、その食べ比べも楽しめるかと思います。
私も、また次のお参りの時には別のお店のを食べてみようと思います!
目指せ、全店制覇!