こんにちは、ノムロウです。
福岡県福津市にある、宮地嶽神社に行ってきました。
本記事はその後編。前編は下記です。
日本一の巨大しめ縄を見たあとは、奥の宮の八社巡りに進みます。
文字通り8ヶ所の神社があるので、広い敷地を歩くんだろうなあ…と祐徳稲荷神社の奥の院に行った時のことを思い出して、汗だくになるのを覚悟していたのですが……。
意外にも思った以上に密集したエリアに配置してあり、多少の坂道はありますが歩いて疲れきってしまう、ということはありませんでした。
ここにある八社は下記のとおり。
一番社・七福神社 …福を運ぶ七福神
公式サイトより
二番社・稲荷神社 …食物とお米の方策を守る神様
三番社・不動神社 …災いや厄を除く神社
四番社・万地蔵尊 …子供達の守り神
五番社・恋の宮 …女性の心身内外をお守りする神様
六番社・三宝荒神 …かまど、火除けの神様
七番社・水神社 …水がコンコンと湧き続ける龍神様
八番社・薬師神社 …あらゆる病難から救う神様
これを全部回れば相当ご利益がありそうです。
いろいろなタイプの神社が見られて、なかなか楽しいです。
それぞれの神社でスタンプラリーができるようになっています。
ただ単純に周ってもらうより、こういうライトなアプローチもアリだと思います。実際に楽しんでいる人も結構いました。
日本一の太鼓と大鈴を見に行く
さて、八社巡りを終えて、もとの本堂に戻ってきました。
あれ、そういえば、まだ「日本一の太鼓と大鈴」を見ていません。
よくよく調べてみると、両方とも、正門に入る前にある建物に飾ってありました。
太鼓は、牛の皮をなめしたものを使っているとのことですが、今の国産和牛では入手できないサイズの皮で調製されているのだとか。元旦には実際に叩かれているようです。
大鈴。銅製で、450kgもあるそうです。昭和35年までは、しめ縄と一緒に拝殿に飾られていたようですが、その重さのため(メンテナンスが大変?)、現在は鈴堂に置かれているとのこと。
実際に目にして、大きいことはよく分かったのですが、建物の窓は締め切られていて、しかも反射率が高めの窓ガラスでして、肉眼でもよく観ることは難しい展示でした。写真だとなおさらわかりにくくなってしまいました……。
もう少し違う展示方法だと、来訪者にアピールしやすいように感じました。せっかくの日本一、もっとちゃんと見たい!
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松ヶ枝餅をいただく
境内を一周して、入り口の光りの道に戻ってきました。
夕暮れでいい雰囲気になっています。
門前町まで階段を下りていき、営業していた手前のお店で松ヶ枝餅をいただきます。
松ヶ枝餅は、大宰府天満宮の「梅ヶ枝餅」と非常に似ていますが、こちらは松模様が刻印されています。いつでも白い普通版とよもぎ版が食べられるようなので、1つずついただきます。
店頭にいたお店のおばあちゃんに注文すると、
「はいはい、ちょっとまってね」
と、おもむろに保温バッグから、少し前に焼いたであろう松ヶ枝餅を出してくれました。
あ、焼き立てが食べられるわけではないのですね。
ラップでくるまれた松ヶ枝餅はまだほんのり暖かく、いい感じの湿気具合で、とてもやわらか。
甘さ控えめで美味しかったのですが、焼き立て食べたかったなあ。
この門前町にはいくつかの松ヶ枝餅屋さんがあるのですが、さらに進んだ先に、優しそうなおじいさんがちょこんと座ったお店を発見。
さきほどのお店とは少しタイプが違いそうな松ヶ枝餅だったので、ここでもひとついただきます。
ここでは注文してからその場で作って焼いてくれました!
餅に餡を丸めて、焼き器に投入。
「3分。ちょっと待ってね」
出てきたのは、周りがサックサクの熱々松ヶ枝餅。
さきほどのものとは全然違った趣。
周りはサクサク、中はもちもち。せっかくなので焼き立て、いいですね。
「さかきや」というお店でした。
いつも焼き立てなのかは分かりませんが、ぜひ聞いてみるとよいと思います。
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おわりに
鳥居から海にまっすぐ伸びる光の道にはじまり、圧倒的なしめ縄、日本一の太鼓に大鈴、サクサクの松ヶ枝餅など、みどころ満載の神社でした。
入り口の階段は結構な段数がありますが、境内の中を歩く距離も長くはないので、気軽に立ち寄ることができる神社だと思います。
今度は夕日が光の道にまっすぐ落ちる期間に行ってみたいですね。
彼の世とこの世が繋がる光の道
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「宮地嶽神社」
福岡県福津市宮司元町7-1
http://www.miyajidake.or.jp/