【長崎】レトロな老舗喫茶店「ツル茶ん」で、昔ながらのトルコライスと、ミルクセーキを食す!

こんにちは、ノムロウです。

先日、長崎に1泊2日で小旅行に行ってきました。

「長崎グルメ」と聞いて、まず頭に浮かぶのがトルコライス。
せっかく長崎まで行くので、美味しいトルコライスが食べたい。ワタクシ、まだ本場のトルコライスを食べたことがないのです。

半月ほど前に長崎出身の友人に会う機会があったので、うんまいトルコライスが食べたいんだけど! と聞いてみたところ、オススメしてくれたのが「つるちゃん」というお店。

ちなみに、耳で「つるちゃん」と聞いていたのですが、文字で表記すると「ツル茶ん」と書くらしい。文字表記にすると、ちょっと変わったお店ですね。

朝から「ツル茶ん」に行く作戦!

短い旅行だったので、いろいろと予定があり、「ツル茶ん」に行けるのはアサイチしか無い!

調べてみると、お店は朝9時から営業しているようだったので、朝9時半にお店に突撃しました。朝食にトルコライス作戦です。

お店は「思案橋」という場所にあるのですが、ちょうど宿泊した「リッチモンドホテル」が思案橋にあったので、徒歩で行けたのでした。狙ったわけではなく、たまたまでしたがラッキー!

ホテルから徒歩5分ほどで、お店に到着しました。

レトロな外観の喫茶店です。
ロゴも味があってかっこいい!

人気のお店と聞いていましたが、さすがに朝なのでスムーズに入れましたね。
中に入ると、金髪のスラッとしたお兄さんが出てきて接客してくれました。

入り口近くのテーブル席に陣取ります。

店内も年季が入った内装で、このレトロさが良いですね。

デコラティブなアンティーク調の台や、階段の手すりなど、味のあるオブジェがたくさん。壁には、著名人のサインや写真などもたくさん飾られていました。
テーブルとテーブルの間は結構狭めでしょうか。

「ツル茶ん」は、大正14年(1925)創業、九州最古の喫茶店なのだとか。
うーん、歴史がありますね。外装にも内装にも風格が漂っています。

さて、メニューを見てみましょう。

トルコライスが目当てだったのですが、なんだかトルコライスだけで10種類もある……。

いずれのトルコライスも「ごはん(ピラフ)+スパゲッティ+揚げ物+ソース」という基本は抑えつつ、バラエティに富んだ組み合わせになっています。それぞれにしっかり個性がありますね。

中には色物っぽいものもありますが(食べログによると、どれも本当に美味しいらしい)、僕が食べたかったのは、普通のやつ! ということで「昔なつかしトルコライス(1,280円)」をチョイス。

一緒に行った奥様は、9時〜11時限定の「モーニングセット(680円)」をオーダー。

また、食後に、これまた長崎発祥の名物「ミルクセーキ(ハーフ350円)」を注文。

ちなみに、その日は平日でしたが、9時半到着時に既に2組ほど先客あり、そのあと3組ほどお客さんが入ってきましたが、みんな朝からトルコライス注文していました。すごい。

スポンサードリンク

昔なつかしトルコライス

待つこと10分ほどで料理が出てきました。
おお……ボリューミー……! かなりガッツリです。

「昔なつかしトルコライス」は大皿の上にオールスター夢の共演、という感じ。
ピラフにスパゲッティー(パスタ、ではなく)、カツに、たっぷりカレーソース。主役級の洋食メニューが、これでもか! という感じで盛られています。

早速いただきましょう!

カツ、思った以上にカリカリサクサクでうまい!
衣が薄くて、肉の脂肪分も少な目なので、カツだけど重くなく軽やかな感じ。

ナポリタン、太めの麺。
しっかりとケチャップが絡まってて、甘くてもっちりしていて、うまい!

ピラフ、なんだかもちもちふっくら、それでいてとても軽い。すごくカツとソースに合う!

カレーソースは、ほとんど辛さはなく風味が残っている程度ですが、バッチリ全体を融合させてくれます。カツと食べても、ピラフと食べても、ナポリタンに絡まってもおいしい。すごい包容力!

箸休め的なサラダも爽やかでぴったり!

うーむ、うまい!
一言で言うと、「想像を超えてきたトルコライス」!!
それぞれがおいしいのに加え、組み合わせてもおいしい。
これは食べられて良かった!!!!

朝からこんなに重いもの食べられるかな? わたし中年だし……とか思っていたんですが、食べ始めたらもうスプーンが止まらない。あっという間に完食してしまいました。

奥様と2人でシェアして食べたのですが、これは1人1つ頼んでもよかったなと思うほど。

奥様の頼んだサンドイッチのほうは、マヨネーズベースのちょっと濃い目の味付け。
肉厚のハムがおいしい。パンはふわふわでした。

モーニングセットにはコーヒーも付いてきますよ。

本来の「モーニング」に食べるなら、十分な量です。
でも、やはりトルコライスの前では、存在がかすんでしまう……!
トルコライスに比べて、感想に温度差がありすみません。

スポンサードリンク

デザートに、ミルクセーキ

ミルクセーキといえば、飲み物だと思っていました。
でも、長崎ではミルクセーキは「食べ物」。そして、その「食べるミルクセーキ」は、「ツル茶ん」発祥なんだそうです。

ミルクセーキは、普通サイズとハーフの2種類のサイズから選べます。

今回頼んだのは、ハーフサイズ。

食後に持ってきてもらいました。
頼んでいないのにスプーンが2つ付いてきました。嬉しい。

薄黄色いアイスのようなかたまりが、グラスにたっぷり盛られています。
てっぺんにはさくらんぼが乗っていて、素朴な昭和を感じるビジュアル。素敵です。

食感は、シャーベットとかき氷の中間くらいの滑らかさ具合。
シャリッと口で溶ける冷たさが、心地よい。

凍ったスポンジケーキというかプリンというか。そして、ちょっとだけ駄菓子を感じる懐かしい味です。
意外にも甘さは控えめで、さっぱり食べられます。

食後のデザートとしては、ハーフサイズを2人で食べるくらいでちょうど良かった。つまり、ハーフサイズと言えども、結構たっぷりめのボリュームです。

ごちそうさまでした

美味しかった!!
また行きたい!!

トルコライスが10種類もあるので、他のも食べてみたいけど、今回食べた「昔ながらのトルコライス」が美味しすぎて、次に行った時にもこれを食べたいくらい。悩ましい。

トルコライス以外にも、ドリアやピザ、カレーやハヤシライスなど、ちょっと懐かしい感じの洋食メニューが充実しています。

時代を感じさせてくれるレトロな雰囲気も良く、とてもオススメのお店です。

ただ今回は、朝早めに行ったので比較的ゆったり過ごせましたが、朝から次々とお客さんが来ていました。おそらくランチ時はとても混むと思われます。
できるだけ、混雑時を外していくのがポイントかも。

ごちそうさまでした。

「ツル茶ん」
長崎県長崎市油屋町2-47
https://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42000064/